日本ダービー馬シャフリヤール、ノーザンホースパークで功労馬に 生殖能力喪失で種牡馬引退

2021年の日本ダービー馬で、ドバイシーマクラシックも制した名馬シャフリヤール(牡5)が、この度、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで功労馬として繋養されることが発表されました。サンデーレーシング代表の吉田俊介氏が明らかにしたもので、シャフリヤールは生殖器の病気により種牡馬としての道を断たれたとされています。

吉田氏は「生殖器の病気が悪化してしまい、途中から生殖能力を失ってしまいました。種牡馬として大きな期待を持っていただけに残念でなりません」と胸の内を明かしました。シャフリヤールは社台スタリオンステーションで種牡馬入りしていましたが、症状の悪化により引退を余儀なくされ、わずかながら7頭の産駒を残すに留まりました。

シャフリヤールがノーザンホースパークで繋養されることに対し、吉田氏は「乗馬として新たな可能性を見つけてほしい」と語り、「多くのファンの皆さんに会いに来てほしい」と呼びかけています。この報を受け、ファンからは「また会いに行ける馬が増えた」「ゆっくりしてください」「長生きしてほしい」といった温かい声が多数寄せられており、北海道への訪問を計画する声も上がっています。

一方、吉田俊介氏自身の動向にも注目が集まっています。サンデーレーシング代表を務める同氏は、最近、香港ジョッキークラブの馬主資格(既出走馬を走らせる場合に限る)を取得したことが報じられました。これにより、早ければ今秋から香港で所有馬を走らせることが可能となり、日本競馬界のみならず、国際的な競馬シーンにおける同氏の影響力はさらに増すものと見られています。

また、吉田氏はグリーンチャンネルのセレクトセール2025特集にも登場し、ノーザンファームの上場馬についてコメントするなど、日本の競馬生産・育成の最前線で引き続き重要な役割を担っています。シャフリヤールの功労馬入りは残念なニュースではありますが、ファンにとっては再び名馬と触れ合える機会が提供されることとなり、その余生に温かい視線が注がれています。

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