GitLabに最大危険度「CVSS 10.0」の脆弱性発覚 サーバー完全掌握の恐れ、開発現場に激震
ソフトウェア開発・運用プラットフォーム「GitLab」において、共通脆弱性評価システム(CVSS)で最高値となる「10.0」を記録した極めて深刻な脆弱性が公表され、情報技術(IT)業界に大きな衝撃が広がっている。認証を経ずに任意のコードを実行(RCE)される恐れがあり、悪用された場合にはサーバーを完全に掌握される危険性がある。 専門家や技術者らは、自社のオンプレミス環境やクラウドサーバー上でGitLabを独自にホスティング・運用している組織に対し、提供元が配布している修正済みパッチの即時適用を強く呼びかけている。なお、クラウド型開発プラットフォームである「GitHub」などの別サービスを利用している環境には直接の影響はないとされるが、多くの企業が社内ソースコード管理にGitLabを採用していることから、影響範囲は極めて広いとみられる。 今回の事態に際し、ソーシャルメディア上では現場のエンジニアやインフラ担当者から悲鳴が相次いでいる。直近ではPHPやJava、Node.js、Apache TomcatといったWeb開発やシステム運用の基幹を担うソフトウェア群でも重大な脆弱性が相次いで報告されており、「主要な基盤技術の脆弱性ラッシュで対応が追いつかない」「現場がてんやわんやになっている」といった切実な声が多数寄せられた。 インターネット上では、近年の人工知能(AI)技術の進化によって従来は見落とされていた潜在的リスクの発見が加速しているのではないかとの分析も聞かれる。サイバー攻撃の脅威が現実化する前に、GitLabを運用するすべての企業および開発チームにとって、迅速なセキュリティアップデートの実施が急務となっている。