高知名物「ミレービスケット」一部生産停止 ナフサ不足、包装資材の確保困難で
高知県のソウルフードとして全国的に親しまれている「ミレービスケット」の一部商品が、深刻なナフサ不足の影響により生産停止に追い込まれていることが13日、明らかになった。包装資材の入荷が困難になったことが主な原因で、ファンからは悲鳴が上がっている。 製造元の野村煎豆加工店(高知市)などの情報によると、今回生産・受注停止の対象となっているのは「ミレー超ビッグパック」や「4連ミレービスケット」といった、包装資材を多用する大容量・小分けパック商品。6月1日からはさらに小分けサイズの生産停止も予定されており、事態は深刻化の様相を呈している。ビスケット本体の製造は可能であるものの、それを入れるプラスチック製の袋が確保できないという異例の事態だ。 この報を受け、SNS上では「3時のおやつの覇権が……」「子供の頃から食べていた思い出の味がなくなるのは辛い」といった惜しむ声が相次いで投稿された。中には、近隣の店舗で急いで買いだめに走るファンの姿も見られ、一部店舗では既に品薄状態となっているという。 背景にあるのは、中東情勢の緊迫化などに端を発した世界的なナフサ(粗製ガソリン)の不足だ。ナフサはプラスチック包材の原料となるため、その影響はミレービスケットのみならず、ケチャップの容器やポテトチップスの袋など、多方面の食品産業に波及している。生活に身近な名菓の危機に、政府のエネルギー・物資確保策に対する批判の声も強まっており、国民生活への「ナフサショック」の影響は今後さらに拡大する恐れがある。