高市首相「任命責任は私に」発言に世論反発 農相更迭せず続投方針、「責任の形」問う声噴出
簗和生農林水産相による予算配分をめぐる発言などの問題を受け、高市首相は閣僚の任命責任について言及し、「もとより、大臣の任命責任は私にあります」と明言した。その一方で、簗農相を更迭せず「しっかりと説明をした上で、襟を正して職責を全うしてほしい」「とにかく働いて仕事で返せと言っている」として、続投させる考えを示した。また、野党側が求めていた全府省を対象とした調査については否定的な見解を示した。 この発言が報じられると、SNS上では即座に「責任は私に」がトレンド入りするなど大きな波紋が広がった。インターネット上では「任命責任を認めるなら、更迭や辞任などの形で責任を取るべきではないか」「『仕事で返せ』では何の説明にもなっていない」といった批判的な声が噴出している。 過去の政権でも閣僚の不祥事のたびに繰り返されてきた「任命責任は首相にある」というフレーズだが、具体的な処分や進退を伴わないケースが相次いできた経緯がある。今回の首相対応に対しても、「言葉だけで責任を取らない姿勢の繰り返しだ」と疑問視する意見が相次いでおり、政権運営における説明責任と信条が厳しく問われている。