G1・2勝の名牝アスコリピチェーノが電撃引退 骨盤骨折の疑いで復帰めど立たず

サンデーサラブレッドクラブは22日、2023年の阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)と2025年のヴィクトリアマイルを制したアスコリピチェーノ(牝5歳)が現役を引退し、繁殖入りすることを発表した。同馬は骨盤に骨折の疑いがあることが判明し、復帰の時期にメドが立たないことから、関係者による協議の結果、現役続行を断念し引き際と判断された。

アスコリピチェーノは2023年に無傷の3連勝で阪神JFを制し、2歳女王に輝いた。その後も牝馬路線の中心として活躍し、2025年にはヴィクトリアマイルで自身2つ目となるG1タイトルを獲得。国内外で重賞5勝を挙げるなど、輝かしい実績を積み上げてきた。通算成績は12戦6勝。

ラストランとなったのは、今年4月11日に行われた阪神牝馬ステークス。1番人気に支持されたものの10着と大敗を喫しており、その後の動向が注目されていた。クラブ側の発表によると、骨折の疑いにより長期の離脱が避けられない状況であり、5歳という年齢も考慮して第2の馬生へ進むことが決まったという。

SNS上では、突然の引退発表に驚きと悲しみの声が広がっている。ファンからは「阪神JFとヴィクトリアマイルの走りは忘れられない」「まずは怪我をじっくり治してほしい」といった労いの言葉が相次いだ。一方で、怪我の箇所が骨盤であることから「繁殖入りして無事に出産できるのか」と、将来のお母さんとしての体調を心配する声も多く上がっている。名牝の血を次世代へ繋ぐため、まずは治療に専念し、健やかな余生を送ることが期待されている。

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