2センチの極限決着!天皇賞・春、クロワデュノールが10分超の写真判定を制し盾を戴冠
京都競馬場で行われた第173回天皇賞・春は、競馬史に残る歴史的な大接戦となった。1番人気のクロワデュノール(北村友一騎手)と、猛烈な追い上げを見せたヴェルテンベルクによるゴール前の死闘は、10分以上にも及ぶ異例の長い写真判定の末、わずか「2センチ」という極限の差でクロワデュノールに軍配が上がった。
レースは、クロワデュノールが道中行きたがる素振りを見せながらも、スタンド前で落ち着きを取り戻し、直線では自ら動く横綱相撲を展開。しかし、後方からヴェルテンベルクが驚異的な末脚で強襲し、2頭がほぼ同時にゴール板を駆け抜けた。あまりの僅差に、元騎手の安藤勝己氏も「長い写真判定で(ウオッカとダイワスカーレットが激突した)秋の天皇賞を思い出した」と振り返るほど、場内は異様な緊張感に包まれた。
長い沈黙の後、掲示板の1着にクロワデュノールの馬番が灯ると、場内からは地鳴りのような歓声が沸き起こった。ハナ差2センチという結末に、SNS上では「脳が焼かれるような決末」「2cm差はエグすぎる」と興奮する声が続出。一方で、10分を超える異例の判定時間の長さに、ファンの間では判定基準を巡る議論も巻き起こったが、JRAの規定に基づき、ゴール線を馬体の一部がわずかに早く通過したクロワデュノールの勝利が確定した。
クロワデュノールはこれで大阪杯に続き春古馬三冠の二冠を達成。ダービー馬による天皇賞・春制覇は実に19年ぶりの快挙となる。北村友一騎手は「ゴールした時は本当に分からなかった」と激戦を振り返りつつ、相棒の勝負根性を称えた。次走、宝塚記念での前人未到の快挙へ、王者の歩みは止まらない。
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