「ホロアース」サービス終了へ カバー、巨額投資のメタバース事業を1年で幕引き

VTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社は、メタバースプロジェクト「ホロアース」のサービスを2026年6月28日をもって終了することを発表した。2025年4月の正式リリースからわずか約1年での幕引きとなり、SNS上では驚きと落胆の声が広がっている。

「ホロアース」は、同社が「バーチャル空間での新しい体験」を掲げ、数年の開発期間と多額の制作費を投じて展開してきた肝煎りのプロジェクトだ。ユーザーは自らのアバターで広大な仮想世界を探索し、所属タレントのライブをリアルタイムで観賞できるなど、次世代のファンコミュニティとしての役割が期待されていた。しかし、正式稼働後はコンテンツの拡充が課題となっていたほか、多額の維持費が経営を圧迫していたとの指摘も出ている。

公式発表によると、サービス終了の具体的な理由は明かされていないものの、投稿された情報の中には、開発に関連して数十億円規模の損失が発生したとする見方もある。一部の投資家やファンの間では不採算部門の「損切り」としての決断を前向きに捉える意見がある一方で、同社の設立理念の柱でもあったプロジェクトの中止に対し、今後の事業展開を不安視する声も少なくない。

SNS上では、「ホロアースでのライブは素晴らしい体験だった」「タレントとの距離感が近くて好きだった」と終了を惜しむ声が相次ぐ一方で、「メタバースという流行に乗りすぎたのではないか」「スマホ展開がないのが痛かった」といった厳しい分析も目立つ。約1年という短期間での終了は、過熱したメタバースブームの難しさを改めて浮き彫りにした形だ。

なお、サービス終了までには一部のコンテンツ提供が続けられる見込みだが、同社が今後、メタバースで培った技術やIP(知的財産)をどのような形で活用していくのか、市場の注目が集まっている。

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