「ハイウェイラジオ」廃止、アプリ移行へ NEXCO東日本の発表に「ながら運転」懸念と惜しむ声
NEXCO東日本が、高速道路上で交通情報を放送してきたAMラジオ放送「ハイウェイラジオ」(1620kHz)を廃止し、スマートフォン向けの次世代音声アプリへ一本化する方針を発表した。長年ドライバーに親しまれてきたインフラの大きな転換に対し、SNS上では驚きと不安、そして惜別の声が渦巻いている。
「ながら運転」への懸念と利便性の低下を指摘
今回の発表を受け、SNSで最も多く聞かれたのは安全性を懸念する声だ。従来のハイウェイラジオは、車載ラジオのボタン一つで情報を聴取できたが、アプリへの移行により「運転中にスマホ操作を強いるのか」「ながら運転を助長しかねない」といった批判が相次いでいる。Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応を期待する声はあるものの、すべての車両に搭載されているわけではない現状への不安が根強い。
また、通信環境への依存についても疑問が呈されている。特にアクアラインや関越トンネルといった長大トンネル内での受信状況や、スマートフォンの通信制限、電波の届かない区間での情報提供について、「不便になる」という指摘が目立つ。一部からは「ETC 2.0があれば十分」という意見もあるが、高額な車載器の導入コストを理由に、ラジオという簡便な手段の継続を求める声も大きい。
「思い出の音」消える寂しさ、ジングルを懐かしむ声も
利便性だけでなく、情緒的な面での反応も大きい。ネット上では「日本道路公団 ハイウェイ〜ラジオ〜♪」や「あなたに、ベスト・ウェイ。NEXCO東日本」といったお馴染みのジングルやサウンドロゴを懐かしむ投稿が続出した。「遠征の時に聴くのが好きだった」「深夜の高速でこれを聴くと安心した」といった、ドライブの思い出と結びついた惜別のメッセージが多数寄せられている。
今後の課題は「アプリの使い勝手」
代替となるアプリについては、「バックグラウンド再生ができるのか」「道路会社ごとに別アプリにならないか」といった具体的な仕様への要望も目立っている。一部のユーザーからは、自宅にいながら全国の道路状況を確認できることへの期待感も示されているが、全体としては「物理的なラジオ放送」という安定した情報源を失うことへの戸惑いが大きいようだ。長年続いた「1620kHz」の歴史が、まもなく一つの区切りを迎えようとしている。
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