岩手・紫波町で捜索中の警察官がクマに襲われ負傷、付近に損傷した女性遺体
21日午前、岩手県紫波町の山あいで、行方不明者を捜索していた警察官がクマに襲われ重傷を負いました。また、その現場付近からは損傷の激しい女性の遺体が見つかり、警察が身元の確認と死因の特定を急いでいます。
事件があったのは紫波町役場から北東に約8.6キロ離れた、山屋の沢(鍋沢)付近の山林です。21日午前9時50分ごろ、行方不明者の捜索にあたっていた紫波警察署の遠藤健一巡査部長(56)が、突如現れた成獣とみられるクマに襲われました。遠藤巡査部長は顔や腕をかまれるなどのけがを負い、病院へ搬送されましたが、意識はあるということです。なお、襲撃したクマは午前10時ごろに現場で駆除されました。
その後、警察が周囲を捜索したところ、巡査部長が襲われた地点の近くで成人女性とみられる遺体を発見しました。遺体は損傷が激しく、クマに襲われた可能性が高いとみられています。警察は、この遺体が行方不明になっていた人物である可能性が高いとみて、身元の特定を急ぐとともに司法解剖などを行い死因を調べる方針です。
現場は民家が点在する地域にも近く、地域住民の間では「クマが人間を食料として認識しているのではないか」といった不安の声が広がっています。森林崩壊や農業の衰退といった背景を指摘する意見もあり、自治体は山に入る際や周辺での行動に厳重な警戒を呼びかけています。
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