イラン最高指導者ハメネイ師が死亡 米・イスラエル攻撃か、中東情勢緊迫化へ
イランの最高指導者ハメネイ師が2月28日、米軍とイスラエル軍による攻撃で死亡したと、イラン国営メディアやNHKニュース速報などが3月1日に伝えた。この突然の指導者喪失は、イラン国内の体制に不確実性をもたらし、既に不安定な中東地域の情勢を一層緊迫させる可能性が高い。
複数の情報源によると、ハメネイ師は執務室で攻撃を受け、その死亡は米国政府、イスラエル政府、そしてイラン国営放送によって確認された。この攻撃では、ハメネイ師の娘、孫、義理の娘、義理の息子も死亡したと報じられている。イランは最高指導者の死亡を受け、40日間の国家的な服喪を発表した。
イラン革命防衛隊は、ハメネイ師の殺害に対する報復を誓っており、今後の対応が注目される。新華社通信によると、ハメネイ師の殉職後、イラン大統領ペゼシュキアン氏、司法長官、および憲法監護評議会の法学者1名が国家を指導することになると報じられた。
国際社会からの反応も様々だ。ドナルド・トランプ米大統領は2月28日、CBSテレビのインタビューで、ハメネイ師に代わる「何人か良い指導者候補がいる」と述べ、具体名は明らかにしなかったものの、イランの動向を注視する考えを示した。また、彼は「核兵器を持つ邪悪な国の指導者を滅した」と発言し、イランへの強硬姿勢を強調した。
一方、1979年のイラン革命で退位に追い込まれた故パーレビ国王の息子で、米国で亡命生活を送るパーレビ元皇太子は、ハメネイ師の死亡報道を受け、「イラン・イスラム共和国は終焉を迎えた」と述べ、イラン国民に立ち上がるよう呼びかけた。
今回の事態は、中東地域全体に深刻な影響を及ぼすことが懸念されている。シーア派によるジハード(聖戦)の可能性が指摘されるほか、原油価格の変動や、地政学的なリスクが高まることで経済への影響も予測されている。世界の多くの人々が、この歴史的転換点がもたらす今後の展開を固唾を飲んで見守っている。
コメント
コメントを投稿