稀代の名牝ジェンティルドンナ号、16歳で急逝 ファンから追悼の嵐

競馬界に衝撃が走った。G1・7勝を挙げ「剛毅なる貴婦人」として愛された名牝ジェンティルドンナ号が11月26日、16歳という若さでこの世を去ったことが報じられ、SNS上では多くのファンや関係者から追悼の声が相次いでいる。

ジェンティルドンナ号の訃報は、彼女をモチーフとした人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の公式アカウントが「本作品でモチーフとさせて頂いておりますジェンティルドンナ号の訃報が届きました。関係者様にはお悔やみ申し上げると共に、偉大な名馬のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と投稿したことを皮切りに拡散。「R.I.P ジェンティルドンナ号」「あまりにも早すぎる」「悲しいお知らせ」といった悲しみの声が瞬く間にトレンドを席巻した。

現役時代、ジェンティルドンナ号は2012年の牝馬三冠を達成し、同年と2013年にはジャパンカップを連覇。特に2012年のジャパンカップでは三冠馬オルフェーヴルとの壮絶な叩き合いを制し、競馬ファンを熱狂させた。そして引退レースとなった2014年の有馬記念では、中山でのG1未経験ながら見事な走りで有終の美を飾った。このラストランの実況「こんにちはとさようならを同時にやってのけました」は今も語り草となっている。

ファンからは「有馬記念のラストランの走りは凄かった」「オルフェーヴルと叩きあったジャパンカップは凄かったな…」と、その劇的な現役生活を偲ぶ声が多く寄せられた。また、近年は「ウマ娘」での圧倒的な強者キャラとしても多くのファンを魅了しており、「ウマ娘から知った競走馬でしたが、推しになり、ここまで続けて来れたのはジェンティルドンナ号のおかげでした」と、感謝の言葉が溢れた。

16歳という早すぎる別れに、「繁殖引退が早くてどうしたんだろう?と思っていたけれども、もしかするとずっと体調が良くなかったのかな…」といった憶測も飛び交った。残された子供たちや、姉のヴィルシーナ号に彼女の思いを託す声も見受けられる。「ドラマティックな貴方の生涯はずっと語り継がれていくと思います。残された子供達が夢を継いでいってくれる事を願ってます」といったメッセージが、偉大な名牝への深い敬意と感謝を表している。

日本競馬史に燦然と輝く「剛毅なる貴婦人」ジェンティルドンナ号。多くの人々に夢と感動を与え続けた彼女の冥福を心よりお祈りする。

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