ビリー・バンバン兄・菅原孝さん死去 81歳、肺炎で長き音楽人生に幕
フォークデュオ「ビリー・バンバン」の兄、菅原孝さんが24日、肺炎のため81歳で死去したことが発表されました。長きにわたる闘病生活の末、その音楽人生に幕を下ろしました。
関係者によると、菅原孝さんは昨年秋から体調を崩し、昨年末に入院。今年5月には誤嚥性肺炎を患い、寝たきりの状態が続いていたといいます。2014年に倒れて以来、車椅子で音楽活動を続けるなど、病と向き合いながらもステージに立ち続け、多くのファンに感動を与えてきました。
弟の菅原進さんは、所属事務所を通じて「本当に偉大な兄でした。兄貴、ありがとう」と深い感謝と追悼の意を表明。兄弟の絆の強さを感じさせるメッセージに、多くの人々が心を打たれています。
ビリー・バンバンは、「白いブランコ」「さよならをするために」「琥珀色の日々」など、数々のヒット曲で知られています。特に「さよならをするために」は、石坂浩二作詞による昭和フォークの代表曲として、今もなお多くの人々の記憶に強く残っています。また、長年にわたり使用された焼酎「いいちこ」のCMソングも広く親しまれ、その優しい歌声とハーモニーは世代を超えて愛されてきました。
SNS上では、訃報を受け、「優しい歌声が大好きでした」「また一つ、昭和の時代が去って行くようで寂しい」「いいちこCMが印象的だった」といった追悼の声が相次いでいます。若年層からは、アニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』の主題歌「ココロありがとう」や、ニコニコ動画などの影響でグループを知ったという声も聞かれ、その音楽が幅広い世代に届いていたことがうかがえます。
長年の闘病にもかかわらず、音楽への情熱を燃やし続けた菅原孝さんの功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。
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