声優・土師孝也さん死去 72歳 『北斗の拳』トキ、『ハリポタ』スネイプなど名演多数

数多くの人気キャラクターに命を吹き込んできた声優の土師孝也さんが、27日に心筋梗塞のため72歳で亡くなったことが、所属事務所アプトプロより発表されました。この訃報に、SNS上では多くのファンや関係者から追悼の声が寄せられています。

土師孝也さんは、その独特で深く響く、時にミステリアスで、時に威厳に満ちた「唯一無二のお声」で、長年にわたりアニメ、洋画吹き替え、ゲームなど幅広いジャンルで活躍されました。特に「渋みのある老人キャラ」や「悪のボスキャラ」を演じさせたら右に出る者はいないと言われ、その存在感は絶大なものでした。ファンからは、「美しくて色気と凄みのある声」「知的でノーブルで深く響く声」「父性や経験を感じさせる声」と、その演技力と声質が絶賛されていました。

代表作は枚挙にいとまがなく、『北斗の拳』のトキやアミバ、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生(アラン・リックマンの吹き替え)など、国内外の著名キャラクターを多数担当。他にも、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の角都、『HUGっと!プリキュア』のドクター・トラウム、『Fate/Grand Order』のジェームズ・モリアーティ(アーチャー・ジェームズ・モリアーティ)、『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』のノルマンディー公、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』のスカルフェイス、『銀河英雄伝説』のメックリンガー提督、『名探偵コナン』のジェイムズ・ブラック(2代目)、『GUILTY GEAR』のスレイヤーなど、幅広い役柄でその才能を発揮しました。

72歳という年齢ながらも精力的に活動を続けていたため、突然の訃報に多くのファンは動揺を隠せない様子です。「まだまだご健在だと思っていたのに」「本当にショック」「偉大な声優がまた一人」といった悲痛なコメントが相次ぎました。また、「渋みのある老人キャラや悪のボスキャラを演じられる声優が不足するのでは」と、土師さんが担っていた重要な役割の大きさを惜しむ声も上がっています。

長きにわたり、私たちに感動と興奮を与え続けてくださった土師孝也さんのご功績に心からの感謝を捧げるとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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