カムチャツカ半島沖地震による津波注意報、全国で解除
気象庁は31日午後4時30分、7月30日にカムチャツカ半島付近で発生したマグニチュード8.7の巨大地震によって発表されていた日本沿岸の津波警報・津波注意報をすべて解除しました。
この地震により、日本の沿岸には津波が到達し、岩手県久慈港では最大1.3メートルの津波が観測されました。津波警報・注意報の発表から約32時間を経て、ようやくすべての地域で解除となり、各地で安堵の声が広がっています。
解除を受け、鹿児島県指宿市では砂むし温泉の営業が再開された一方で、種子島では海水浴場が引き続き閉鎖されるなど、地域によっては影響が残りました。今回の津波は、東日本大震災以降の防災意識の高まりもあり、比較的冷静な対応が見られたと評価されています。
しかし、一部では「解除が遅すぎる」といった意見や、「震源地近くの街の被害が心配」といった懸念の声も聞かれました。気象庁は、今後も余震や海の変化に警戒するよう呼びかけています。
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