参政党・神谷代表の「高齢女性は子ども産めない」発言、公示第一声で波紋
参政党の神谷宗幣代表が、参議院選挙の公示第一声で「高齢の女性は子どもを産めない」と発言し、SNS上で大きな波紋を呼んでいます。この発言は、毎日新聞や朝日新聞など複数のメディアで報じられ、女性蔑視や差別的な表現ではないかとの批判が多数寄せられています。
神谷代表の発言は、少子化問題に言及する文脈で行われたとされています。これに対し、多くのユーザーからは「周回遅れ甚だしい産む機械」「とにかく気持ち悪い」といった強い反発の声が上がりました。また、「子供を産み落としたら終わりではない」「高齢女性は産めないからいらないというのか」など、女性の役割を限定的に捉える発言に対する疑問や怒りの声も噴出しています。
特に、不妊治療を通じて子どもを望む人々への配慮を欠く発言だとする指摘や、過去の「産む機械」発言(当時の柳澤伯夫厚生労働大臣による)を想起させるとの声もあがりました。さらに、参政党のYouTube公式チャンネルでは、この発言の該当部分が視聴できない状態になっていることが指摘され、「ダサすぎる」「失言隠し」との批判を招いています。
一方で、「ごくごく当たり前のこと」「生物学的な事実だ」として、神谷代表の発言を擁護する意見も一部見られます。これらの意見は、メディアが発言の一部を切り取って偏向報道している、と主張しています。
しかし、全体としては、この発言が「男尊女卑」や「生産性で人を差別する」姿勢の表れであると捉えられており、選挙戦において参政党のイメージに大きな影響を与える可能性が指摘されています。今回の発言は、参政党の主張する「日本人ファースト」が、日本人同士の差別につながるのではないかという懸念も生じさせています。
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