ラムサール条約湿地「釧路湿原」がメガソーラー建設で環境破壊の危機に直面
日本の貴重な自然遺産であり、ラムサール条約にも登録されている北海道の「釧路湿原」において、大阪市の企業「日本エコロジー」による大規模メガソーラー建設が強行されており、その環境破壊が深刻な懸念を呼んでいます。
この建設現場は、釧路湿原野生生物保護センターのすぐ隣に位置しており、工事が強行されている現状に対し、SNS上では多くの批判と懸念の声が上がっています。特に、絶滅危惧種であるタンチョウのヒナを連れた家族が建設現場近くで確認されており、これらの希少な野生生物の生息環境への深刻な影響が懸念されています。また、オジロワシの子育てへの影響も指摘されており、何千年もかけて育まれた湿原の生態系が営利目的で破壊されようとしている実態に、多くの人々が心を痛めています。
SNSでは「釧路湿原にメガソーラー建設とか正気?」「環境破壊にも程がある」「目先の利益だけを考える愚かさよ」といった怒りの声が相次いでいます。また、「貴重な自然、生物をどうしたら守れるのか、みなさまもお考えください」と、問題への関心と行動を呼びかける投稿も見られます。
さらに、このメガソーラー建設を許可した行政機関への批判も高まっています。経済産業省、資源エネルギー庁、そして地元自治体に対し、「無責任」「怠慢」「再エネ利権」といった厳しい指摘が投げかけられ、「この工事を承認したのであろう元市長はなにやってんだろうね」「許せない」といった声も聞かれます。ラムサール条約に指定された国際的に重要な湿地であるにもかかわらず、こうした大規模開発が許されている現状に対し、「国も世界遺産関係者も、動かないのは怠慢です。許せません」という意見も上がっています。
「日本エコロジー」に対しては、「過去に幾度となく悪行を重ねている会社のようだ。逮捕でもされない限り『配慮を求めた』くらいで配慮できる企業ではないでしょう」といった厳しい見方も示されており、営利を優先する企業姿勢と、それを野放しにする行政の姿勢に疑念が呈されています。
かけがえのない自然が失われつつある現状に対し、多くの人々が自然保護と環境破壊阻止を訴えています。この問題は、再生可能エネルギーの導入と自然環境保護のバランス、そして地域経済と生態系保全のあり方を改めて問い直すものとして、今後も注目が集まることでしょう。
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