経団連新会長、来年1月訪中へ調整 経済財政諮問会議議員にも就任
経団連の筒井義信会長は、来年2026年1月20日から23日の日程で、日中経済協会および日本商工会議所のトップらと共に中国・北京を訪問する方向で調整に入りました。この訪問では、習近平指導部との会談を要請し、日中間の経済・貿易協力の強化を目指すものと見られています。
この訪中計画に対し、SNS上では様々な意見が飛び交っています。「国民の資産を中国に渡すのか」「何かを貢ぎに行くのか」といった批判的な声や、中国の「反スパイ法」による拘束リスクへの懸念が表明されています。また、一部からは「米国など他の主要国への訪問も同様に行うのか」といった、日本の外交バランスを問う意見も出ています。
一方で、筒井会長は本日7月28日付で、政府の経済財政諮問会議の民間議員に就任しました。これは、今年5月末に住友化学相談役の十倉雅和氏に代わり、筒井氏が経団連会長に就任したことに伴う人事異動です。経済財政諮問会議では、米国の関税措置の影響などを踏まえ、今後の重点課題について議論が行われる予定です。
筒井会長の今回の経済財政諮問会議議員就任は、国内の重要政策決定の場における財界の提言力を一層高めるものと見られています。同時に、来年の訪中計画は、日本の経済界が中国との経済関係を重視し、不透明な国際情勢下においてもその結びつきを維持・強化しようとする姿勢を示しています。
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