農水大臣の「完全無農薬」発言に波紋広がる - SNSで批判集中
農林水産大臣がある栽培法について自身のSNSで「完全無農薬」と表現した投稿が、インターネット上で大きな波紋を呼んでいます。特に、農水省自身のガイドラインで使用が推奨されていない(または禁じられている)言葉を使ったことに対し、多くのユーザーから疑問や批判が相次いでいます。
批判の主な内容は、農林水産省が消費者の優良誤認を防ぐため、「無農薬」「完全無農薬」といった表示を使用しないよう指導している点です。SNS上では、「所管省庁のルールを知らないのか」「大臣が禁じられた言葉を使うのは体たらく」「知識不足が露呈した」といった厳しい意見が見られます。
また、完全無農薬栽培は現実には多大な労力やコストがかかる割に収量が減少しやすく、病害虫対策や周辺からの農薬飛来の問題もあるため、現実的な農業政策として推進することへの疑問や、周辺農家への影響を懸念する声も上がっています。
一部には完全無農薬栽培自体は悪くないという意見もあるものの、大臣という立場からの不用意な発言が、一般的な農業手法や農薬の安全性に対する誤解を招きかねないという懸念も示されています。今回の投稿は、大臣の資質や、その発言の背後にある情報・知識の正確性について、改めて議論を呼んでいます。
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