SNSで「家畜のエサ」がトレンド入り - 備蓄米品質巡り、農家・国民から賛否両論

SNS上、特にX(旧Twitter)で「家畜のエサ」というキーワードがトレンド入りし、物議を醸しています。

この言葉は、政府が放出し流通している備蓄米、中でも令和3年産米(通称「古古古米」)の品質に関する議論の中で頻繁に使われています。

米の生産農家とみられるユーザーからは、「令和3年産米は古古古米であり、通常、人に食わせるには食味値が非常に劣悪で、人の食べるものとして扱わない」「ほぼ家畜のエサになるレベル」といった厳しい意見が複数投稿されています。「そんな米を国民に売り付けるのは問題だ」という批判の声も上がっています。

こうした農家の声や、備蓄米の品質に関する報道に触れたとみられる多くのユーザーが反応。「国民は家畜のエサでも食ってろというのか」「税金で備蓄した米がこれなのか」といった政府や関係者への不信感や反発を表明しています。市場価格とされる5キロあたり1800円から2000円台という価格についても言及されています。

一方で、「家畜のエサという表現は悪意がある」「古い米でも工夫次第で美味しく食べられる」「贅沢を言うべきではない」といった反論も見られます。また、「そもそもなぜ備蓄米が家畜のエサになるのか」「備蓄米制度自体を見直すべきではないか」といった制度への疑問や、過去に備蓄米がフードバンクへ無償提供された経緯に触れ、現在の批判との整合性を問う声、さらには政治的な意図を指摘する意見なども投稿されています。

食料品価格の高騰が続く中、今回の「家畜のエサ」を巡るSNSでの広範な議論は、食料の品質、備蓄のあり方、そして日本の農業・食料政策に対する国民の高い関心を示すものと言えそうです。

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