なぜあの声が? 「ETCカードが挿入されていません」が海外で意外な広がり
車を運転する人にはおなじみのあのフレーズが、遠く離れた海外で、最も有名な日本語の一つになっているかもしれません。SNS上で今、「ETCカードが挿入されていません」というETC車載器の音声アナウンスがトレンドになっています。
特に話題の発端となったのは、ナウル共和国政府観光局の公式アカウントが投稿した「ナウルで最も有名な日本語は? A. ETCカードが挿入されていません」という問いかけでした。この投稿に対し、多くのユーザーから驚きや共感の声が寄せられています。
なぜこの日本語が海外でこれほど知られているのでしょうか。SNS上の情報によると、その理由は日本から輸出される中古車にあるようです。品質が高いとされる日本の中古車は海外で人気がありますが、ETC車載器がそのまま搭載されているケースが多く、エンジンをかけるたびにこのアナウンスが流れるためだといいます。
ある投稿では、「ETCカードが挿入されていません」という声が、むしろ「安心の日本車の証」として捉えられている可能性も指摘されています。ETC車載器が付いていることが、日本国内できちんと使われていた車両であることの証明になる、という見方です。
また、ETC車載器の音声といえば、声優の日髙のり子さんが担当していることでも知られており、「世界でもっとも親しまれている日本人の声」として日髙さんの名前を挙げるユーザーも見られました。
この意外な日本語の広がりに対し、SNSでは「中古車あるある」「アフリカなど他の国でもあるらしい」「日本の文化輸出か」といった反応や、このフレーズをネタにしたユーモラスな投稿などが多数見られます。国内では日常的な警告音声が、海を渡って異文化圏でユニークな存在感を放っている状況が、多くの人々の関心を集めているようです。
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