拉致問題集会でのヤジ問題が波紋 古屋圭司氏への批判噴出

拉致問題に関する集会において、作家で日本保守党代表の百田尚樹氏のスピーチ中に、自民党の古屋圭司衆議院議員がヤジを飛ばしたとされる出来事が、SNS上で波紋を広げている。この集会には、超党派の拉致議連会長を務める古屋氏も参加していた。

複数のSNS投稿によると、百田氏が拉致問題解決に向けた政府や政治家の姿勢について発言している最中に、古屋氏から「話が長い」といった内容のヤジが飛んだという。これに対し、百田氏は即座に反論。さらに、同じく拉致議連に所属する山田賢司議員もこのやり取りに関与したと伝えられている。

この一件に対し、SNS上では古屋氏や自民党への批判が殺到している。拉致問題が長期化する中で、当事者や国民の切実な思いを代弁する発言に対し、拉致議連の会長である古屋氏がヤジを飛ばしたことに対し、「結果を出せていないのに」「当事者の気持ちを考えていない」「偽善者」「成果も出せないのに失礼だ」といった厳しい意見が多く見られる。また、「信用できない」「仕事をしていない」など、議員としての資質や活動に対する疑問の声も上がっている。一部には、古屋氏の行動を「似非保守」「売国奴」と断じる過激な批判や、辞職を求める声も投稿されている。

一方で、「古屋圭司拉致議連会長が正しい」といった意見も一部に見られるものの、全体としては古屋氏への批判的な論調が圧倒的に多く、この出来事が政治家、特に拉致問題に関わる議員への不信感を募らせる一因となっている様子がうかがえる。

この騒動は、拉致問題の早期解決を願う国民の強い思いと、長年進展が見られない現状に対する政治への不満が背景にあるとみられ、今後もSNSを中心に議論が続けられると予想される。