カムニャックがオークス制覇 A.シュタルケ騎手はJRA・G1初勝利

25日、東京競馬場で行われた第〇回優駿牝馬(オークス)(GⅠ、芝2400m)は、A.シュタルケ騎手騎乗の4番人気カムニャック(牝3歳、父ブラックタイド)が見事に優勝し、3歳牝馬クラシック第2冠、樫の女王の座に輝いた。

レースはフルゲートの18頭立てで行われ、混戦模様が予想される中、カムニャックが鮮やかな末脚を繰り出し、他馬を抑えて先頭でゴール板を駆け抜けた。クビ差の2着には2番人気のアルマヴェローチェが入り、さらに2馬身半差の3着には10番人気のタガノアビーが入線。人気の一角であるアルマヴェローチェが連対するも、3着に人気薄が突っ込む波乱含みの結果となった。

カムニャックを勝利に導いたドイツのA.シュタルケ騎手は、これがJRAでのGⅠ初制覇となる記念すべき一勝となった。日本のファンの前で念願のGⅠタイトルを手にしたシュタルケ騎手は、ゴール後には人馬一体となった喜びのガッツポーズを見せ、その姿に感動したという声もSNS上で多数見られた。

カムニャックは、父ブラックタイド、母父サクラバクシンオーという血統。祖母にディープインパクトやブラックタイドの母であるウインドインハーヘアを持つ名門の出身で、サンデーサイレンス産駒として初のオークス馬となったダンスパートナーの曾孫にあたる。ダンスパートナーからちょうど30年後のオークス制覇となり、その血統的な繋がりにも注目が集まっている。特に、父ブラックタイドを通じて、七冠馬キタサンブラックと75%同血であるという点に言及し、この血統が長距離適性を支えているのではないか、といった声も上がっている。

本番を迎えるにあたっては、前哨戦であるフローラステークス(GⅡ)を勝利して重賞馬として駒を進めていた。「新馬の頃のデキに戻ってきた」という陣営コメントが出ていたこともあり、フローラS勝ちから本番での好走を期待していたファンもいたようだ。

SNSでは、レース結果を受けて驚きと祝福の声が飛び交った。「完全ノーマークだった」「これ買えた人いるの?」「4番人気だったけど、全然ノーマークだったわ」といった驚きの反応が多く見られる一方で、「カムニャック信じて良かった」「ありがとう」といった的中を喜ぶ声も多数投稿された。4番人気ながら、レース直前のオッズの変動に言及し、人気が上昇していたことを示唆する声もあった。

惜しくも勝利を逃したアルマヴェローチェを本命視していたファンからの悔しがる声や、先行して失速したリンクスティップに関するコメントも見られたほか、3着に激走したタガノアビーを馬券の検討から外していたことを悔やむ声も散見され、今年のオークスがいかに多くのファンにとって予想の難しい、しかしドラマチックなレースであったかがうかがえる。

新たな3歳牝馬の頂点に立ったカムニャックと、念願のJRA・GⅠ初制覇を飾ったシュタルケ騎手。今後のさらなる活躍に期待がかかる。

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