羽生結弦選手と味の素、12年の契約満了 食のサポートにファン感謝続々

2025年5月28日

味の素株式会社は同日、フィギュアスケートの羽生結弦選手とのアスリートサポート契約を2025年6月末をもって満了すると発表しました。2013年から12年間にわたり、「食」を通じたコンディショニングサポートを行ってきた両者の関係が、一つの節目を迎えます。

味の素社は、トップアスリートを食事とアミノ酸で支援する「ビクトリープロジェクト」を展開しており、羽生選手は同プロジェクトの中心的存在として活動を共にしてきました。特に、幼い頃から食が細く、「食べるのが苦手だった」という羽生選手に対し、管理栄養士の栗原秀文氏らが栄養バランスと美味しさを兼ね備えた「勝ち飯」メニューなどを提案。海外遠征にも帯同するなど、長年にわたり羽生選手の体づくりと健康を内側から支えてきました。

この手厚い食のサポートは、羽生選手がソチ、平昌オリンピックでフィギュアスケート男子シングル初の連覇を達成するなど、数々の偉業を成し遂げる上での重要な基盤となったとファンからも認識されています。羽生選手がプロに転向した後も、味の素社は変わらずその活動を支えてきました。

契約満了の発表に際し、味の素社は羽生選手と長年の応援への感謝を伝える期間限定の特設ページを開設。これまでの軌跡や、羽生選手と栗原氏の対談などが公開され、ファンからは大きな反響が寄せられています。

SNS(X)上では、味の素社と栗原氏への感謝のメッセージが相次いでいます。「12年間の長きにわたり、羽生選手を支えてくださり本当にありがとうございました」「食べるのが得意ではなかった彼を食でサポートしてくれたことに感謝」「栗原さんとの二人三脚、心強かった」「味の素さんのサポートがあったからこその栄光」といった声が多く投稿されています。また、特設ページへの感動や、契約満了への「寂しい」という気持ちとともに、「これからも味の素さんの商品を買って応援します」「冷凍庫にはいつも御社の餃子が欠かせません」など、今後も消費者として味の素社を応援し続けるという温かいエールも多数見られます。

アスリートのパフォーマンス維持に不可欠な食を通じて、羽生選手の栄光の軌跡を長年支え続けた味の素社。12年間の「二人三脚」は一区切りとなりますが、両者が築き上げた信頼関係と、それを長年見守り感謝を伝えるファンとの絆は、今後も続いていくことでしょう。

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