高額療養費見直しでがん患者から悲痛な訴え 治療継続の危機に直面

2025年1月28日、高額療養費制度の見直しに関するニュースがSNS上で大きな反響を呼んでいる。朝日新聞デジタルの記事「治療あきらめるのか」と絶望　高額療養費見直し、がん患者の訴え」をきっかけに、多くのユーザーが自身の意見や懸念を投稿している。

記事によると、2025年8月から所得区分ごとに2.7～15%の高額療養費負担の引き上げが行われ、2026年、2027年にも引き上げが予定されている。特に、中間的な収入の人では、月々の負担額が最大5万8500円増加し、月13万8600円に達する層もあるという。この見直しによって、長期にわたる高額な治療が必要ながん患者らは、治療継続を断念せざるを得ない状況に追い込まれる可能性があるとして、強い危機感を訴えている。

SNS上では、がん患者やその家族からの悲痛な声が多数投稿されている。「もう生きるな、と言われてるのと同じです」「治療あきらめるのか」といった絶望的なコメントや、経済的な負担の大きさを訴える声が多く見られる。一方、制度の見直しに反対する声だけでなく、外国人への医療費の優遇措置を見直すべきだと主張する声や、高齢者の延命治療の見直しを優先すべきだとする声なども上がっている。さらに、高額療養費制度の見直しによって、国民の生命と財産を守るという政府の役割が果たされていないという批判も寄せられている。

高額療養費制度は、国民の医療費負担を軽減する重要な制度であり、今回の見直しは国民生活に大きな影響を与える可能性がある。今後の政府の対応や、国民への丁寧な説明が求められるだろう。

多くのユーザーが、この問題への関心を示しており、今後の議論の行方を見守る必要がある。この制度改悪によって、治療を断念せざるを得ない患者が出てくる可能性があるという深刻な事態に、国民全体がより深く関心を寄せるべきである。