初代ウォークマンの感動がスマホで蘇る ソニー、伝説のヘッドホン復刻「MDR-3R」を発表

ソニーは、1979年に登場した初代ウォークマン「TPS-L2」付属のヘッドホン「MDR-3」を現代風に復刻したステレオヘッドホン「MDR-3R」を11月20日に発売すると発表した。市場想定価格は8,000円前後。80年代を象徴するレトロフューチャーな外観と開放型のサウンドを受け継ぎつつ、接続インターフェイスをUSB Type-Cへと一新した現代的な仕様が注目を集めている。

「MDR-3R」は、新規設計された23ミリドライバーを搭載し、本体重量は約38グラムという圧倒的な軽量設計を実現した。オープンエア(開放型)オンイヤータイプならではの抜けの良い音質や軽快な装着感を追求している。象徴的なブルーとオレンジのイヤーパッドが用意されるほか、通話用マイクとリモコンをケーブル部に備える。さらに、人気海外ドラマ『ストレンジャー・シングス』とのコラボレーション限定モデルもラインアップされた。

一方で、発売にあたってはSNSを中心に幅広い議論が巻き起こっている。かつてのデザインを再現した軽量さと愛らしいフォルム、手頃な価格設定には「エモい」「ノスタルジックで所有欲をそそる」と歓迎の声が相次ぐ。開放型特有の音漏れに対しても「当時の空気感を完全に再現している」と好意的に受け止められている。

しかし、接続端子がUSB Type-Cのみとなった点については賛否が分かれている。イヤホンジャックのない近年のスマートフォンにアダプターなしで直挿しできる利便性から「若者やカジュアル層向けのアプローチとして正解」と評価される一方、往年のオーディオファンやポータブルプレーヤー愛好者からは「3.5ミリのステレオミニプラグ版も欲しかった」「従来のウォークマンで気軽に楽しめないのが惜しい」といった声も上がっている。

令和のデジタル環境に昭和・80年代カルチャーを落とし込んだ意欲作として、音楽ファンのみならずレトロガジェットを好む若年層の関心も引きつけそうだ。

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