ドラマ『アンナチュラル』放送8年越しの再脚光 「心中」呼称見直しの現実化やキャラ生誕祭でSNS沸く

2018年にTBS系で放送された法医学ミステリードラマ『アンナチュラル』が、SNS上で再び大きな注目を集めている。放送から8年が経過した今なお、作中で提起された社会課題が現実の社会制度と重なり合う出来事や、登場人物への熱烈な支持を背景に、トレンド入りを果たすなど話題を呼んでいる。

再脚光の大きなきっかけとなったのは、行政や専門委員会において、子どもの命が奪われる事案で用いられてきた「無理心中」という呼称を見直す議論が報道されたことだ。ドラマ内では、石原さとみ演じる主人公の法医解剖医・三澄ミコトが、親の身勝手な動機による子どもの犠牲を「心中ではなく殺人」と断じる場面が強く描かれていた。この痛烈なメッセージを思い起こした視聴者からは、「ミコトの言葉が8年越しに現実を動かした」「まさに時代を先取りしていた」と、脚本を手がけた野木亜紀子氏の綿密な問題意識を称賛する声が相次いで投稿された。

同作は第1話で未知の感染症やパンデミックを巡る混乱を描くなど、後の社会情勢を予見したかのような先進的なテーマ設定でも知られる。ネット上では「道徳の授業で観るべき名作」「今観ても全く色あせない」と、作品が持つ普遍的なメッセージ性に改めて感嘆するコメントが並んでいる。

また、ファンの間で作中描写から推定されている人気キャラクター・中堂系(演・井浦新)の「誕生日」を迎えたことも重なり、祝福のメッセージが殺到。同じ世界観を共有するドラマ『MIU404』や映画『ラストマイル』の展開を契機に配信サービスで一気見する新規・既存ファンも後を絶たず、時代を超えて愛され続ける傑作ドラマとしての存在感を改めて見せつけている。

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