多摩動物公園でライオン3頭が相次ぎ死亡 猛暑影響か、園は緊急の暑さ対策へ

東京都日野市の多摩動物公園で、猛暑の影響とみられる体調不良により、飼育されていたライオン18頭のうち3頭が相次いで死亡していたことがわかりました。園内では他にも複数のライオンが体調を崩しており、過酷な日本の夏が動物たちに与える深刻な影響に衝撃が広がっています。

飼育数の半数以上が体調不良に 重症化した3頭が死亡

同園によると、飼育しているライオン18頭のうち10頭が次々と体調不良となり、自力で立つことができなくなるなどの症状がみられました。このうち重症化した3頭が意識を失うなどして死亡しました。死亡した個体からは全身の脱水や多臓器不全の症状が確認されており、近年の連日の猛暑が影響したとみられています。

サバンナ生息でも耐えかねる日本の「高温多湿」

ライオンはアフリカ大陸などのサバンナに生息する動物であることから、園の担当者もここまでの猛暑で重症化することは想定していなかったとしています。しかし、乾燥した地域とは異なる日本の高い湿度や夜間も下がらない気温が、予想以上に身体への負担となった可能性があります。事態を受け、同園では急遽、飼育舎内にクーラーや扇風機を増設するなどの緊急対策を講じました。

SNSでは悲しみと飼育環境の見直しを求める声

この悲報を受け、SNS上では「思い出のある動物園だけにショックが大きい」「サバンナ出身とはいえ日本の湿度の高い暑さは別物」「室内管理の徹底など対策を進めてほしい」といった悲しみや懸念の声が数多く寄せられています。地球規模の気候変動に伴い、今後の動物園における飼育環境の在り方が改めて問われています。

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