10番人気のギリーズボールが桜花賞へ名乗り! フィリーズレビューで鮮やかな重賞初制覇
3月7日、阪神競馬場で行われた第60回報知杯フィリーズレビュー(GII、芝1400m)は、10番人気のギリーズボールが直線で鮮やかな差し切りを見せ、重賞初制覇を飾った。西塚洸二騎手とのコンビで、エピファネイア産駒の素質を存分に発揮し、満開の桜花賞戦線に新たな主役が誕生した。
レースは序盤から激しい展開となり、ギリーズボールは出負けをカバーしつつ、最内をロスなく進む完璧な騎乗で脚を溜めた。直線に入ると、馬群の中から一気に抜け出し、後続を突き放す強烈な末脚を披露。1分20秒6のタイムでゴール板を駆け抜けた。2着には2番人気のサンアントワーヌ、3着には4番人気のアイニードユーが入り、上位3頭が桜花賞への優先出走権を獲得した。
このまさかの10番人気馬の勝利には、競馬ファンや関係者から驚きの声が上がった。元騎手の安藤勝己氏も「距離は問題ないし、能力的に本番でも走られて驚けん気はする」と、ギリーズボールの潜在能力を高く評価。その血統背景も注目されており、母はJRA4勝のフロアクラフト、叔母にはバウンスシャッセやコントラチェックといった重賞勝ち馬が名を連ねる良血だ。フロアクラフトは2015年の宇治川特別で後藤浩輝騎手のJRAラスト勝利馬でもあり、その血が受け継がれた形となった。
SNS上では、「ギリーズボールお見事です😊流石です🌸」といった祝福の声が多数寄せられた一方で、「単勝で良かったな」「買わなかったことを非常に後悔してます」など、波乱の結果に一喜一憂するファンの投稿も相次いだ。前走フェアリーステークスで13着に敗れ人気を落としていたものの、ここで見事な巻き返しを果たしたことに、改めて競馬の面白さが示された。
西塚洸二騎手は「素晴らしい反応でした」とコメント。道中、馬と喧嘩をする場面もあったものの、最終的には折り合いをつけ、ロスのない競馬で勝利へと導いた手腕が光った。ギリーズボールの今後の活躍、特に桜花賞での走りに大きな期待が寄せられている。
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