大雪で東京競馬が途中で中止、代替競馬はなし - 約20億円が返還、安全確保を優先
2026年2月7日、中央競馬の東京競馬場は、記録的な積雪に見舞われ、第8レース以降の全競走を取りやめとすることを発表しました。この決定は、騎手や競走馬の安全を最優先するためとされており、代替競馬および続行競馬は実施されない異例の事態となりました。
JRAの裁決委員は、中止の理由について「芝の積雪の影響で滑る可能性があるほか、騎手のゴーグルに雪が付着して視界不良となる恐れがあり、安全な競馬の施行が困難になる恐れがあるため」と説明しました。戸崎圭太騎手も、ジョッキーの総意として「滑るのが一番怖い」と語っており、現場の状況の厳しさを物語っています。
この中止に伴い、第8レース以降に発売された約19億9653万4700円に上る馬券は全て返還されました。多くのファンは、楽しみにしていたレースの突然の中止に落胆しつつも、安全確保の判断には理解を示しています。一方で、出走を予定していた馬の関係者からは、レース機会の喪失に対する無念の声も聞かれました。
特に注目されたのは、JRAが代替競馬や続行競馬を実施しないと判断した点です。競馬の規則では、予定されたレースの過半数(この日は12レース中7レース)が実施された場合、原則として代替競馬は行われないとされています。これは、野球におけるコールドゲームのようなもので、この規則に則って中止が決定されました。一部のSNSユーザーからは、「ノーゲームとコールドゲームの違いのようだ」といった解説も投稿され、改めてそのルールが認識されました。
過去には、12年前の代替競馬で人気薄の馬が多数入着し、オッズが大きく変動した事例や、1998年の代替競馬のレーシングプログラムといった貴重な資料が話題に上がるなど、競馬ファンの間では過去の事例を振り返る動きも見られました。
今回の積雪は、翌日の開催にも影響を及ぼす可能性があり、東京新聞杯(GⅢ)およびきさらぎ賞(GⅢ)の前日発売が取りやめられるなど、週末の競馬開催に広範囲な影響を及ぼしています。JRAは引き続き天候と馬場状態を慎重に判断し、安全な競馬の実施に努める方針です。
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