J1昇格PO準決勝で「フクアリの奇跡」再び! ジェフ千葉が0-3からの歴史的大逆転勝利
熱狂のフクアリ、17歳の新星が劇的同点弾
12月7日にフクダ電子アリーナ(フクアリ)で行われた明治安田J1昇格プレーオフ準決勝、ジェフユナイテッド千葉対RB大宮の一戦で、サッカー史に刻まれるであろう劇的な「フクアリの奇跡」が再び起きました。0-3とリードを許す絶望的な状況から、ジェフ千葉が4-3と大逆転勝利を収め、J1昇格プレーオフ決勝進出を決めました。
試合は序盤から大宮が優勢に進め、前半のうちに3点のリードを奪う展開。誰もが大宮の勝利を確信しかけたその時、フクアリの空気に異変が起こり始めます。ジェフ千葉は後半に入ると猛攻を仕掛け、次々とゴールを重ねていきます。そして、この日一番のハイライトとなったのは、チームにデビューしたばかりの17歳、高校2年生の姫野誠選手の同点ゴールでした。彼の放った芸術的なループシュートがネットを揺らし、スタジアムは熱狂の渦に包まれました。
17年越しのドラマと、指揮官の采配
この日の勝利は、2008年にJ1残留をかけた最終節で劇的な逆転劇を演じた「フクアリの奇跡」を彷彿とさせると、多くのファンが語っています。SNS上では「0-3から4-3にひっくり返すって何回聞いても意味わからんスコア」「この地には神がいた」といった驚きと興奮の声が溢れました。特に、同点ゴールを決めた姫野選手が、奇跡の2008年に生まれた選手であるというドラマ性には、「真のフクアリの奇跡だ」と感嘆の声が上がっています。また、試合前に「(奇跡を)起こすでしょ」と語っていた米倉選手がアシストを記録するなど、まさに有言実行の活躍を見せました。
小林監督の采配も光りました。劣勢の状況でトップチーム初出場の高校生を投入するという大胆な決断が、まさしく「フクアリの奇跡」を呼び込んだ形となりました。サポーターたちは「サポーターの諦めない気持ちがピッチにも伝わった」「フクアリなら何かが起きる」と、選手とサポーターが一体となった勝利を称賛しています。
J1昇格へ、次なる舞台へ
しかし、この劇的な勝利は、あくまでJ1昇格への第一歩です。ジェフ千葉は過去5度のJ1昇格プレーオフでいずれも涙を飲んでおり、「奇跡はそう何度も起きない」と慎重な声も上がっています。来週行われる決勝戦に向けて、SNSでは「来週『フクアリの奇跡』完結編へ」「ここで燃え尽きず決勝も勝ち抜いて昇格して来て欲しい」と、J1復帰への強い期待が寄せられています。この「2025フクアリの奇跡」が、17年ぶりのJ1昇格という悲願の達成で完結するか、次戦に大きな注目が集まります。
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