江崎グリコ、ポッキーなどチョコレート菓子約600万個を自主回収 風味変化が原因
江崎グリコは8日、主力商品である「ポッキーチョコレート」や「メンタルバランスチョコレートGABA」などチョコレート菓子計20品目、約600万個を自主回収すると発表しました。これらの商品について、消費者のフィードバックから「本来の風味と異なる」ことが判明したためです。
同社によると、風味変化の原因は、カカオ豆が外部の物流倉庫で約8カ月間にわたり、本来は分けて保管すべき香辛料と同じ空間に置かれていたことにあるとみられています。香辛料の香りがカカオ豆に移ってしまい、製品のチョコレートに影響を与えたと考えられています。自主回収の対象となるのは、賞味期限が2026年5月以降と記載されている商品の一部です。現時点で健康被害の報告はなく、安全性に問題はないとしています。
今回の発表を受け、SNS上では多くの消費者から驚きの声が上がっています。「ポッキーの味がいつもと違うと感じていた」「カレーっぽい匂いがした」といった具体的な感想を投稿するユーザーも見られ、実際に風味の変化に気づいていた人が少なくなかったことが伺えます。また、「食べ比べてみたい」といったユニークな反応も寄せられています。
江崎グリコは、対象商品の返品を受け付け、代金を返金するとしています。同社は今回の事態を重く受け止め、今後、品質管理体制を一層強化し、再発防止に努める方針です。
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