2025年流行語大賞「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」 高市首相の言葉が年間大賞に

2025年の「新語・流行語大賞」年間大賞に、高市早苗首相が自民党総裁選勝利時に発した言葉「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が決定しました。初の女性首相として就任した高市氏のこの言葉は、多くの国民の注目を集め、様々な議論を巻き起こしています。

この言葉は、高市首相が国民への奉仕と自身の職務への強い意欲を表現するために用いられたとされています。発表後、SNS上では即座に反応が広がり、高市首相への祝福の声が上がる一方で、その選考基準や言葉の持つ意味合いについて賛否両論が巻き起こっています。

高市首相の支持者からは、「高市総理、大賞受賞おめでとうございます！」「生き生きと働いている人は若々しく見える」といった、首相の姿勢を評価する声が寄せられています。その勢いと情熱が国民に伝わり、今回の受賞につながったと見る向きもあります。

しかし、「流行したとは言えない」「自分の周りで使っている人は皆無」といった、実際の流行度を疑問視する声も多数見受けられます。「出来レース」「忖度の塊」といった、選考に対する批判的な意見や、「お先真っ暗感」「働き方改革終了か？」と、この言葉が日本の労働環境の現状や将来を象徴しているのではないかという懸念を示すコメントも少なくありません。中には、高市首相自身が「皆様の働きすぎを奨励するような意図はない」と改めて釈明したことに触れ、言葉の受け止められ方に配慮を示しています。

また、「存立危機事態」や「ミャクミャク」など、他に年間大賞にふさわしい言葉があったのではないかとの意見も飛び交っています。今回の流行語大賞の選出は、単なる言葉の流行に留まらず、高市政権への評価や、現代社会における「働く」ことの意味について、国民が改めて深く考えるきっかけを与えているようです。