プロ野球「ベストナイン」発表!阪神から史上最多タイ7選手、宗山は26年ぶり新人遊撃手選出
2025年シーズンのプロ野球「ベストナイン」が25日に発表され、セントラル・リーグではリーグ優勝を果たした阪神タイガースから、投手・村上頌樹選手、捕手・坂本誠志郎選手、一塁手・大山悠輔選手、二塁手・中野拓夢選手、三塁手・佐藤輝明選手、外野手・森下翔太選手、近本光司選手の史上最多タイとなる7選手が選出され、その強さが改めて示されました。
また、セ・リーグでは読売ジャイアンツの泉口友汰選手が遊撃手で初受賞、中日ドラゴンズの岡林勇希選手も外野手として3度目の受賞を飾りました。今年のセ・リーグのベストナインは、ゴールデングラブ賞受賞者と全く同じ顔ぶれとなり、守備と打撃の両面で高い評価を得た選手が揃った形です。
一方、パシフィック・リーグでは初受賞選手が8人と最多を記録し、フレッシュな顔ぶれが並びました。中でも注目を集めたのは、新人ながら遊撃手部門で選出された宗山塁選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)です。新人の遊撃手での受賞は26年ぶりの快挙となります。しかし、ゴールデングラブ賞を紅林弘太郎選手(オリックス・バファローズ)が受賞していることから、「なぜ宗山がベストナインなのか」「打撃指標で上回る紅林が選ばれないのはおかしい」といった議論も巻き起こっています。宗山選手を擁する楽天からは、二塁手で村林一輝選手も受賞し、「三遊間コンビ」の受賞に喜びの声が上がっています。
オリックス・バファローズからは、中川圭太選手と若月健矢選手がベストナインに選出され、ファンから「おめでとう!」と祝福の声が相次ぎました。福岡ソフトバンクホークスの柳町達選手は外野手部門で最多得票を獲得。同じくソフトバンクのモイネロ投手も受賞を飾っています。北海道日本ハムファイターズのレイエス選手は、リーグ屈指のホームランバッターとして初受賞を果たし、「2冠グッズに続き、ベストナイングッズも出る」とファンの期待を集めています。
その他、広島東洋カープの小園海斗選手は、首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得しながらもベストナインを逃し、ファンからは惜しむ声が聞かれました。投票の公平性や選考基準を巡っては、「松本剛選手に投票した記者を公表しろ」「特定の選手への謎投票」といった記者投票制度に対する疑問や批判も見受けられ、今後の選考方法について再考を求める声も上がっています。
今年のベストナインは、各チームの主軸選手たちが順当に選出される一方で、新人選手の台頭や、ゴールデングラブ賞との選考基準の違いを巡る議論など、例年以上に多角的な視点から注目される結果となりました。
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