「改革の会」3議員が自民会派入り、衆院与党が過半数に

衆議院会派「改革の会」に所属する3議員が、自民党会派への入りの意向を固めたことが27日、関係者への取材で明らかになった。これにより、衆議院において与党が過半数の議席を確保し、国会運営の基盤が強化される見通しだ。

「改革の会」は、元日本維新の会を除名された斉木武志氏(比例北陸信越ブロック)、守島正氏(大阪2区)、阿部弘樹氏(比例九州ブロック)の3議員で構成されていた。この動きは、維新を離党した議員が結果的に自民党会派に合流するという形で、日本の政治情勢に新たな局面をもたらしている。

今回の会派入りにより、現在の政権(と見られる高市政権)は衆議院での少数与党状態を脱し、法案審議や予算承認などの国会運営において、より安定した基盤を得ることになる。与党支持者からは「一気に実行力が増した」と期待の声が上がる一方、野党支持者や市民からは「閣議決定や強行採決が復活し、何でも強引に決める政治になる」「腐った魚の臭いがプンプンする」といった懸念や批判の声も聞かれる。特に、野党の役割がさらに重要になるとの見方が示されている。

一方で、今回の合流をもってしても、憲法改正に必要な2/3の議席にはまだ届かないという冷静な指摘もある。また、今回の動きは一部で噂されていた「河村新党」の旗揚げに影響を与える可能性も指摘されている。改革の会に所属していた議員は、小選挙区での当選が極めて厳しいと見られており、議員定数削減といった政策には賛成しない可能性が高いという見方もある。

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