小泉進次郎氏の声明「報道各位」がSNSで物議 国民・党員への姿勢に批判集中
自民党総裁選を巡る週刊文春オンラインの報道に対し、小泉進次郎氏が発表した声明の冒頭に記された「報道各位」という文言が、SNS上(特にX、旧Twitter)で大きな波紋を広げ、トレンドワード入りする事態となっている。
10月1日、小泉氏が週刊文春オンラインの記事内容について「事実に反する内容を印象付けるもので、自民党総裁選に不当な影響を与えかねない極めて遺憾な記事」と反論する声明を発表。しかし、この声明が「報道各位」という宛名で発信されたことに対し、多くのユーザーから疑問や批判の声が相次いだ。
Xでは「いつのものでも、何で『報道各位』なのオイラ達が目にしてるの?ガバナンスとか大丈夫?」「まず国民にやろ そもそもそこから間違えてる😡」「報道各位の前に党員に向けての謝罪が先でしょ⁉️」「国民なんて目に入ってねえんだこいつ」「宛先が報道各位て、国民はおろか党員さえ視野にないんやね。」など、国民や党員に対する説明責任を軽視しているのではないかとの声が殺到。「報道各位」がトレンドワードのトップ10入りするほどの注目を集めた。
また、「報道各位という名の脅し」「法的対応をちらつかせることで、圧力をかけるのが目的ですからね。」といった、報道機関への圧力と受け取る意見も見られた。さらに、週刊文春の報道が、自民党神奈川県連が総裁選の投票資格を持つ党員の一部を誤って削除した問題に関連するものとみられることから、「離党させられた『被害者の方へ』だろ。」と、被害を受けた党員への謝罪が最優先されるべきとの指摘も多く寄せられた。
一方で、「報道各位宛なので謝罪文面の必要はないのでは」「当該党員の皆さん宛に出したコメントじゃないんだから、何もマズくないんじゃない?」といった、声明の目的と宛名を区別すべきだとする意見も一部見られたが、全体としては「スタッフの動きがちょっとお粗末」「自己保身よりも地元、国民のことを本当に考えるタイプですよ。」といった小泉氏の対応や姿勢に対する厳しい論調が目立った。
今回の「報道各位」を巡る炎上は、政治家の発信がSNSを通じて瞬時に拡散され、その言葉の選び方一つで国民の信頼や評価に直結する現代社会の一面を浮き彫りにしている。総裁選が目前に迫る中、この一連の騒動が小泉氏の政治的イメージにどう影響するか、今後の動向が注目される。
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