マクドナルド、紙ストロー廃止へ 「ストローなし」新フタに賛否両論、環境と利便性の新たな挑戦

日本マクドナルドは2025年10月27日、同年11月19日より紙ストローの提供を終了し、冷たい飲み物用の紙カップのフタを、ストローなしで直接飲めるタイプに順次変更することを発表しました。3年以上の開発期間を経て導入されるこの新フタは、リサイクルPET製で、従来の紙ストローが抱えていた「ふやける」「飲みにくい」といった課題を解決しつつ、環境負荷の低減を目指すものです。また、持ち帰り用のプラスチック製手さげ袋も「バイオマスプラスチック」製に順次切り替えるとしています。

この大胆な変更に対し、SNS上では早くも様々な意見が飛び交っています。

肯定的な意見としては、「紙ストローの味が嫌だったから嬉しい」「ストローなしのフタの方が飲みやすい」「エコに配慮した良い取り組みだ」といった声が多数見られます。一部からは「ストロー別にいらんねんけどな。いつもストローなしでってお願いしてた」という、元々ストローを必要としていなかった層からの共感も寄せられています。また、「新機軸を生み出そうとするその姿勢は企業人として共感する」と、マクドナルドの挑戦的な姿勢を評価する声もありました。

一方で、懸念や否定的な意見も少なくありません。「ストローなしのフタはもっときもい」「地味に飲みづらい」「運転中とかどうすんの」といった利便性への疑問が噴出。特に、氷が多い飲み物や、シェイク、タピオカなどの粘度の高いドリンクをどう飲むのかという具体的な不安の声も上がっています。「ストローなしで飲み物飲むの下手くそ県代表になれるくらいには高確率で浴びるのでストローにしてほしい」と、こぼれる心配をするユーザーや、「有料でいいからバイオマスのストローくれ」と、紙ストロー以外の代替ストローを求める要望も見受けられます。

中には、「プラスチックを使う使わないじゃなくてゴミとして捨てる時の処理の適正化がポイントでしょ?」と、根本的な環境対策の方向性について問い直す意見も出されています。

環境問題への意識の高まりとともに、企業の環境対策は喫緊の課題となっています。マクドナルドの今回の変更は、環境負荷の低減と消費者ニーズのバランスをどのように取るかという、現代のビジネスにおける複雑な挑戦を浮き彫りにしています。この新たな「ストローなし」の飲用スタイルが消費者にどこまで受け入れられ、定着するのか、今後の浸透と市場の評価が注目されます。

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