エネルジコが菊花賞制覇!ドゥラメンテ産駒3勝目、ルメール騎手はドゥレッツァから3連覇の偉業

2025年の菊花賞は、ドゥラメンテ産駒のエネルジコが圧倒的な強さを見せ優勝しました。これにより、ドゥラメンテ産駒はタイトルホルダー(2021年)、ドゥレッツァ(2023年)に続き、菊花賞3勝目を達成。早逝した父の「忘れ物」を見事にその息子たちが取り戻す形となりました。

また、この勝利はC.ルメール騎手にとっても記念すべき偉業となりました。2023年のドゥレッツァ、2024年のアーバンシック、そして今年のエネルジコと、菊花賞を3連覇するという史上初の快挙を達成。長距離レースにおけるルメール騎手の卓越した手腕と、馬の能力を最大限に引き出す騎乗技術が改めて証明された形です。

特に、今回の勝利の礎となったのが、2023年の覇者ドゥレッツァです。ドゥレッツァは無敗で菊花賞を制し、ルメール騎手の菊花賞連覇の口火を切りました。また、夏の新潟開催で日本海ステークスを制して菊花賞に向かい、見事栄冠を掴んだことで、「夏の新潟好走馬が菊花賞でも好成績を収める」という近年のトレンドを確立した一頭としても注目されています。今年の菊花賞のラップ推移も、一昨年のドゥレッツァが勝利したレースと似ていたことが指摘されており、その影響力は大きいと言えるでしょう。

ドゥラメンテ産駒は、わずか5世代という少ない産駒数ながら、牡馬ではタイトルホルダー、ドゥレッツァ、エネルジコと菊花賞を3勝。牝馬ではスターズオンアース、リバティアイランドといったG1馬を輩出し、クラシック戦線で圧倒的な存在感を示しています。関係者やファンからは、もしドゥラメンテが無事であれば三冠馬であった可能性を指摘する声も多く、その血統の偉大さが改めて浮き彫りとなりました。

今回の菊花賞は、血統のドラマ、名手の偉業、そして過去のデータが複雑に絡み合い、競馬ファンにとって忘れられない一戦となりました。今後、エネルジコがドゥレッツァと同様に、日本の競馬界を牽引する存在へと成長していくのか、その活躍に期待が高まります。

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