南シナ海で米軍機2機が相次ぎ墜落、乗員は全員無事 背景に様々な憶測

米太平洋艦隊は10月26日(現地時間)、南シナ海において米海軍のMH-60Rヘリコプター1機とF/A-18F戦闘攻撃機1機がそれぞれ墜落したと発表しました。この事故により、ヘリコプターの乗員3人と戦闘攻撃機の乗員2人の計5人全員が救出され、容体は安定しているとのことです。

発表によると、2機は空母USSニミッツから発艦し、現地時間の同日午後、わずか30分程度の時間差で別々に墜落しました。米軍は現在、詳しい事故原因について調査を進めているとしています。

この異機種2機がほぼ同時刻に、南シナ海という戦略的に重要な海域で墜落したことに対し、SNS上では様々な憶測が飛び交っています。「単なる事故とは考えにくい」「中国が新兵器、例えば電磁パルス(EMP)兵器を使用したのではないか」といった声や、当時のトランプ大統領の来日とのタイミングを関連付けて、国際情勢への影響を懸念する意見も多く見られました。

南シナ海は、中国が海洋進出を強め、周辺国との間で領有権問題が続く地域であり、米軍も「航行の自由作戦」を展開するなど、その動向が常に注目されています。今回の事故が偶発的なものなのか、あるいは何らかの外部要因によるものなのか、今後の調査結果が待たれます。

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