大阪・関西万博、チケット販売終了へ 未利用チケットは当日券と交換可能に、SNSで賛否両論
万博チケット、新規販売終了と未利用券交換を発表
2025年大阪・関西万博のチケット販売が、公式サイトでは9月30日をもって、ゲート前での当日券販売は9月26日でそれぞれ終了することが発表されました。これに伴い、これまで議論の的となっていた「未利用チケット」について、救済措置として現地での当日券への交換が実施されることになりました。
万博協会によると、未利用チケットは9月27日から10月12日までの期間、東ゲート前のチケット引換所にて、当日12時以降に入場できる当日券と交換が可能となります。ただし、交換にはいくつかの条件が付されています。交換できる枚数は1日あたり数百枚程度と限定されており、利用者全員が揃って列に並ぶ必要があるほか、西ゲートでの引き換えは行われません。また、不正転売防止のため、来場者1人につき未利用チケット1枚限定で、チケットIDの利用状況確認に時間がかかるため、引換所の待機列が長くなる可能性も指摘されています。
SNSでは期待と懸念の声、トレンドワードにも
この発表に対し、SNS上では様々な反応が寄せられています。「未利用チケットの問題を放置できないから当然」「合理的で良い措置」と評価する声がある一方で、「枚数限定では救済にならない」「遠方からの来場者にとってはリスクが高い」といった懸念の声も多く見られます。特に「チケットが事実上の紙切れになる」と嘆く声や、「払い戻しではないのは詐欺ではないか」といった批判的な意見も散見されました。
また、「交換時に列が長くなり、結局入場できない人が出るのではないか」「転売が増える可能性があるため、対策をしっかり講じてほしい」といった運営面への要望も出ています。この話題はYahoo!のトレンドワードで「未利用チケット」が上位にランクインするなど、世間の高い関心を集めていることがうかがえます。
新規チケット販売の終了と未利用チケットの交換制度の導入は、万博終盤の来場者動向に大きな影響を与えることが予想されます。限られた枚数と交換条件の中で、どれだけの未利用チケットが活用され、来場者の満足度向上に繋がるのか、今後の運用が注目されます。
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