「足利尊氏」がSNSでトレンド席巻!刀ミュ新作と藤田玲の熱演が歴史熱を再燃
SNSのX(旧Twitter)で、鎌倉時代末期から室町時代初期の武将、足利尊氏が突如トレンド入りし、歴史ファンや舞台ファンを中心に大きな注目を集めています。
今回のトレンド入りは、人気舞台シリーズ「刀剣乱舞ミュージカル(刀ミュ)」の新作発表がきっかけとなりました。特に、俳優の藤田玲さんが足利尊氏役に抜擢されたことが大きな話題を呼んでいます。藤田さんは過去に同シリーズで「榎本武揚」役を演じており、その意外なキャスティングに「藤田さんが足利尊氏を…?」「最高すぎる!!」といった驚きと期待の声が多数寄せられています。
刀ミュ新作を機に、足利尊氏の生涯、特に弟である足利直義との間に起きた観応の擾乱という兄弟間の争いに焦点が当たっています。「同母兄弟、二歳差の元々仲良し兄弟でした。ドウチテ…ドウチテ……」と、その悲劇的な展開に思いを馳せるユーザーも見られます。
足利尊氏については、「日本3悪人だわ」といった批判的な見方がある一方で、「頭ぶっ飛んでんのよ尊氏さんは」「まじで天才かよ」と、その型破りな行動や時代を動かした功績を評価する声も上がり、英雄か逆賊か、多面的な人物像が再び議論されています。
今回のトレンド入りは、歴史ドラマや漫画の影響も色濃く反映されています。1991年放送の大河ドラマ「太平記」で足利尊氏を真田広之が演じたことに触れ、「中毒性の高いOPがまた頭の中をぐるんぐるんする」と懐かしむ声や、漫画「逃げ上手の若君」をきっかけに「足利尊氏、令和の今アツすぎだろ‼️‼️‼️」と熱狂する若年層も。この機会に「南北朝時代を学び直ししたい」という意欲も高まっています。
また、足利尊氏にゆかりのある靭負神社や等持院といったスポットへの言及、関連書籍の紹介なども見られ、現代のコンテンツが過去の歴史への関心を深めるきっかけとなっていることがうかがえます。
舞台キャストの発表を契機に、歴史上の人物がSNSのトレンドを飾り、幅広い世代がその時代や人物像に思いを馳せるという現象は、歴史コンテンツが持つ現代における新たな可能性を示しています。
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