新浪サントリーHD会長が辞任 大麻取締法違反の疑いで捜査対象に
サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史会長が、大麻取締法違反の疑いで警察当局の捜査を受け、同社の会長職を辞任する意向であることが明らかになりました。複数の関係者が東京新聞の取材に明かしたものです。
報道によると、新浪会長の自宅には福岡県警による家宅捜索が9月22日に行われたとされています。捜査の対象となっているのは、海外から輸入された「テトラヒドロカンナビノール(THC)」という大麻由来の違法成分が含まれたサプリメントを巡るもので、福岡門司港での捜査から疑惑が新浪氏に発展したとみられています。
新浪氏本人は事件への関与を否定しているとのことですが、上場企業のトップが違法薬物疑惑で捜査を受けるという異例の事態に、経済界には大きな衝撃が走っています。
今回の辞任表明を受け、新浪氏の過去の言動にも注目が集まっています。2年前の旧ジャニーズ事務所の会見時には猛批判を展開しており、「自身も会見すべきだ」との声がSNS上で多く挙がっています。また、過去には健康保険証の廃止を強く提言していたことなどから、今回の事態に批判的な意見も散見されます。サントリーHDは、セサミンやロコモアといった健康食品も手掛けており、同社のブランドイメージへの影響も懸念されます。
警察当局による今後の捜査の進展と、サントリーHDの正式な発表が待たれます。
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