元デジタル大臣関与のステマ問題、自民党総裁選に波紋 - デジタル庁の信頼揺らぐ
自民党総裁選を巡り、小泉進次郎氏陣営によるステルスマーケティング(ステマ)が発覚し、SNS上で大きな批判を浴びています。特に問題視されているのは、このステマ活動に牧島かれん元デジタル大臣が関与していたとされる点です。
報道によると、小泉氏陣営はニコニコ動画などでの動画投稿やコメント要請を行い、その中には他候補者を貶めるような表現や、具体的な例文までが含まれていたとされています。これに対し、牧島元デジタル大臣は「一部いきすぎた表現が含まれてしまった」と陳謝コメントを発表しました。
しかし、SNSユーザーからは、元デジタル大臣という重責を担った人物がデジタル技術を悪用し、情報操作を行ったことに対し、強い失望と怒りの声が上がっています。「何よりシンドいのは対インターネットメディアにおける選挙戦略として『ニコニコ動画にステマのコメントを書き込む』を立案したのが元デジタル大臣陣営と言う事。この国のデジタルリテラシー終わり散らかしてるわ」といった指摘が相次ぎました。
また、「元デジタル大臣でありプロという立場から、ステマが犯罪で、やってはいけない事を誰よりも知っているはず」「謝るだけで済む問題じゃないよね」と、その倫理観を問う声も多数見られます。一部では、議員辞職や小泉氏の総裁選辞退を求める意見まで出ています。
小泉陣営には、牧島氏のほか、河野元デジタル大臣、平現デジタル大臣、小林現デジタル副大臣といったデジタル関連の要職経験者が名を連ねており、「錚々たるデジタルメンバーが揃っていての体たらく」と、その杜撰な情報管理とモラルに疑問が呈されています。デジタル庁が掲げる「正確で公正な情報発信」や「透明性ある行政」への信頼も毀損されたとの指摘もあり、今回の問題は自民党全体の情報発信の信頼性や政治倫理に大きな影を落としています。
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