維新・石井章参院議員、秘書給与詐取容疑で事務所を家宅捜索 東京地検特捜部が捜査

日本維新の会の石井章参院議員の事務所が27日、秘書給与を詐取した疑いで、東京地検特捜部による家宅捜索を受けました。捜索は、東京都内にある議員会館の事務所と、地元の事務所の両方で行われたとみられています。

関係者によると、石井議員は、勤務実態のない人物を公設秘書として国に届け出て、国庫から支払われる秘書給与を不正に受け取っていた疑いが持たれています。東京地検特捜部は、押収した資料の分析を進め、詳しい経緯や詐取された金額の特定を急ぐ方針です。

石井章議員は1957年5月6日生まれの68歳で、茨城県取手市出身。専修大学神田キャンパスを卒業後、2009年から2012年まで衆議院議員を務め、現在は参議院議員です。かつては民主党の小沢一郎グループに所属していました。

今回の家宅捜索に対し、SNS上では「また維新か」「金に汚い」「『身を切る改革』が秘書給与詐取で補われていたのか」といった批判の声が多数上がっています。過去にも石井議員に対しては、選挙違反や女性差別的な発言、政治資金の不記載などの疑惑が報じられたことがあり、今回の事態が重なり、党のイメージに対する厳しい意見が相次いでいます。

日本維新の会では、同日に別の議員の秘書給与不正受給疑惑も報じられており、相次ぐ金銭にまつわる不祥事に、党のガバナンスが問われる事態となっています。

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