自民党臨時総裁選巡り波紋拡大：首相周辺「公認受けられない」発言に批判噴出

自民党内で臨時総裁選実施を求める声が高まる中、現首相（石破氏とみられる）周辺から、総裁選の前倒しに賛成する議員に対し「次の選挙では公認を受けられないだろう」との牽制発言があったことが波紋を広げている。この発言は、SNS上などで「パワハラ」「脅迫」「独裁的」であると強い批判を浴びており、党内の結束に亀裂を生じさせる可能性が指摘されている。

複数の情報源によると、首相周辺は、臨時総裁選の前倒しに賛同する議員は「政府・党の役職を辞めるべきであり、次期選挙では公認を受けられないだろう」と述べたという。さらに、自民党が総裁選に関する議員の意向確認において、賛否を表明した議員の名前を公表する方針を決めたことについても、閣内からも反発の声が上がっている。

この強硬な姿勢に対し、SNS上では「リアルに北朝鮮以下の独裁」「パワハラ宰相」「自民党完全終了」といった非難の声が多数投稿されている。また、「開かれた自民党。ルールを守る。自由に意見を言えるのが自民党。全部ウソ！」と、党の掲げる理念との乖離を指摘する意見も散見される。

一方で、このような牽制に対し、「辞めればいいのでは、国民は行動を見てますよ」「公認受けれなければ、新党作れば」といった、非公認となった場合の議員の新たな選択肢を示唆する声も上がっている。もし賛成する議員が多数に上った場合、本当に公認を取り消せるのかという疑問や、「総裁選で負けたら、公認を受けられないのはおまえだぞ！」と、ブーメランになる可能性を指摘する意見もある。

今回の発言は、自民党内の深刻な対立と、現執行部による党内統制への強い意志を示すものと受け止められており、今後の党内情勢や、来るべき総選挙への影響が注目される。