トランプ氏、米韓首脳会談で「韓国は慰安婦問題に執着」と指摘し日本擁護

2025年8月25日に行われた米韓首脳会談で、ドナルド・トランプ大統領が慰安婦問題について言及し、韓国が問題に「執着している」との見解を示し、日本の立場を擁護したことが明らかになりました。

トランプ氏は会談中、慰安婦問題について「数十年の間に何度か解決に至ったと思ったが、幾重にも重なる問題がある」とその複雑性を認めつつも、「日本ではなく韓国にとって非常に大きな問題だった」と指摘しました。さらに、「日本は前に進みたがっている。しかし韓国はその問題に非常に執着した」と述べ、韓国側の姿勢が日韓関係改善の障壁となっているとの認識を示しました。

また、トランプ氏は日本に対して好意的な評価を繰り返し、「日本人は素晴らしい国民で、日本は立派な国だと思う」と強調。故安倍晋三元首相についても「偉大な人物だった。素晴らしい友人だった」と称賛しました。この発言は、慰安婦問題を巡る日韓間の対立において、米国が日本の立場に理解を示した形となります。

慰安婦問題に関しては、2015年に日韓両政府間で「最終的かつ不可逆的に解決」されたとする合意がなされています。しかし、韓国側からは依然としてこの問題に対する主張が続けられている現状があり、SNS上では、この日韓合意に触れ、「最終的かつ不可逆的に解決されたのだから、誰が大統領でも韓国の相手なんかしない」「約束を守れない国」といった韓国への批判の声が上がっています。

実際、2025年現在もアジア各地で慰安婦問題を巡る声が上がっており、韓国大統領が「まだ終わっていない」と語るなど、問題の解決には至っていないとの認識も一部で示されています。フィリピンでは遺族が苦しみを訴え、中国では関連記録書が出版されるなど、歴史問題としての側面は依然として顕在化しています。

トランプ氏の発言に対して、日本のSNSユーザーからは「トランプは実にまとも」「日本が言えないことを言ってくれた」といった賛同の声が多数寄せられています。また、「韓国が慰安婦を金せびるコンテンツと着目しただけ」「反日教育があるうちは無理」など、韓国の姿勢に対する厳しい意見も見られます。一部では、日本のメディアがトランプ氏の発言の一部（韓国の執着の部分）を報じない可能性を指摘する声もありました。

今回のトランプ氏の発言は、日韓間の歴史問題に対する国際社会、特に米国からの見方を改めて浮き彫りにした形となり、今後の両国関係の動向が注目されます。