秋田・仙北市で「緊急安全確保」発令 桧木内川氾濫、約20人救助活動中
秋田県仙北市では20日、降り続く大雨の影響で桧木内川が氾濫し、市は西木町上桧木内宮田地区に対し、警戒レベル5にあたる「緊急安全確保」を発令しました。
仙北市によると、西木町上桧木内宮田地区の桧木内川が氾濫したことを受け、住民の命を守るための最大限の行動が求められています。対象となるのは185世帯、378人に上り、現在までに約20人が家屋などに取り残されているとの情報があり、救助活動が急ピッチで進められています。午前11時現在、死傷者の報告はないとのことです。
仙北市田沢湖高原では午前9時50分までの24時間降水量が204ミリに達し、8月の観測史上最大の降水量を記録しました。気象庁は、北日本を中心に警報級の大雨が続いているとして、河川の氾濫に加え、土砂災害にも厳重な警戒を呼びかけています。秋田県内では、青森県や岩手県の一部地域と共に、土砂災害警戒情報も発令されています。
防災専門家は、「緊急安全確保」はすでに災害が発生している、または切迫している状況で発令されるため、住民は警戒レベル4の「避難指示」の段階で安全な場所へ避難を完了することが重要だと指摘しています。状況によっては発令されない可能性もあるため、テレビやインターネットの防災気象情報、市町村からの避難情報などを参考に、自らの判断で身の安全を確保する行動をとるよう強く呼びかけています。決して様子を見に近づいたり、無理な行動は避け、近くの頑丈な建物の2階以上に移動するなど、命を守るための行動を最優先するよう促しています。
昨年7月にも秋田県では豪雨災害が発生しており、住民からは「一瞬で濁流が押し寄せた」との声が聞かれました。度重なる豪雨災害に、気候変動への対応の重要性も改めて問われています。住民の安全確保に向け、関係機関は警戒を続けています。
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