「平成1桁ガチババア」がSNS Xで旋風!共感と懐かしさ、そして世代間の葛藤
SNSプラットフォームX(旧Twitter)で突如として「平成1桁ガチババア」というワードがトレンド入りし、多くのユーザー、特に平成元年(1989年)から平成9年(1997年)までに生まれた女性たちの間で大きな反響を呼んでいます。
この直接的かつユーモラスな呼称に対し、当事者からは「破壊力に恐怖を感じた」「字面をみて落ち込んでる」といった戸惑いの声が上がる一方で、「語呂が良すぎて気に入った」「大満足」「是非使っていきたい」と、自虐的ともいえる共感と肯定的な反応が相次いでいます。あるユーザーは「私たちは平成女児だった頃『こんな大人やだな』と思ってた大人ムーブをしていないだろうか?」と自問自答し、多くの共感を呼びました。
「平成1桁ガチババア」を自認する人々からは、当時の懐かしい思い出や共通のカルチャー体験が次々と投稿されました。例えば、テレビドラマ『キッズ・ウォー』の名台詞「ざけんなよ」、アニメ『ポケットモンスター』の「めざせポケモンマスター」8cmCD、初期の音ゲー、人気漫画『スーパーGALS寿蘭』、そして「WAになっておどろう」を歌う世代であることなどが挙げられました。
また、アニメではセーラームーン、おジャ魔女どれみ、ハム太郎、ドラえもん(のぶ代)、シュガシュガルーンといった作品が挙がり、音楽ではモーニング娘。やミニモニ。への熱狂、ゲームではゲームボーイカラーやポケモン金銀クリスタル、通信ケーブルの存在が記憶として共有されています。さらに「落とすとうるさい缶缶の筆箱」といった、細やかなアイテムへの言及も。
一方で、この言葉がもたらす複雑な感情も垣間見えます。「冗談なのは分かってるけど本物BBAは複雑な気持ち」と、さらに上の世代からの声や、「自認がババアなのと他人からババアと言われるのは別なので普通に不快」といった、外からの呼称への抵抗感も示されました。しかし、多くは「チーム平成1桁ガチババア」として、この新たなアイデンティティを結束の象徴として受け入れているようです。
今回のトレンド入りは、デジタルネイティブ世代が自らのアイデンティティをユーモラスに表現し、共有するSNS文化の縮図と言えるでしょう。自己認識と外部からの視線、そして何より共通の記憶が、世代間の壁を越える(あるいは築く)新たなコミュニケーションを生み出しています。
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