X(旧Twitter)で「リアルな人物像」プロファイリングがトレンドに - AIが投稿から詳細なペルソナを分析
SNSプラットフォーム「X」(旧Twitter)において、ユーザーが自身の投稿内容を元にAIに「リアルな人物像」をプロファイリングさせる試みが新たなトレンドとして注目を集めています。
このトレンドは、多くのユーザーがAIチャットボット「Grok」に対し、「このアカウントの書き込みからリアルな人物像を想像してください」と呼びかけ、性別、年齢、職業、年収、居住地、家族構成、趣味、思想、性格といった多岐にわたる項目について詳細な回答を求める形で展開されています。
ユーザーからのリクエストは非常に具体的で、中には「身長体重」「似合う色」「好きな食べ物」「推し」、さらには「性癖」といったプライベートな側面まで含め、自身のデジタルフットプリントからAIがどこまで読み取れるのか、その精度と可能性を探る意図が見て取れます。
実際にGrokは、ユーザーの投稿内容を分析し、「VRChat好きの社交的なトランス女性」「グラフィックデザイナー」「アイドルファン」など、具体的な職業や趣味、性格、さらには生活スタイルまでを推測したプロファイリング結果を提示しています。これらの回答は「推測ベースなので参考程度に」と前置きされるものの、その詳細さに驚きや興味を示すユーザーの声が多く上がっています。
この現象は、AIのテキスト分析能力の進化を示すとともに、SNS上での個人の発信がAIによってどのように解釈され、どのような「人物像」として再構築されるのかという、現代社会におけるデジタルアイデンティティとプライバシーに関する新たな問いを投げかけています。また、自身の投稿がAIにどのように映るのかという好奇心や、AIとのインタラクションを楽しむ新しい形のエンターテイメントとしても機能しているようです。
ユーザーとAIが一体となって創り出す「リアルな人物像」プロファイリングは、今後もSNSの新たな楽しみ方として広がりを見せるかもしれません。
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