津波警報発令で「さんふらわあ」海上待機 乗客は無事、SNSで応援の声
ロシア・カムチャツカ半島付近で発生したマグニチュード8.8の地震により、北海道から和歌山県の太平洋沿岸に津波警報が発令されたことを受け、商船三井フェリーが運航する「さんふらわあ」が港に着岸できず、海上での待機を余儀なくされています。
現在、大洗港や苫小牧港に向かっていた複数の「さんふらわあ」のフェリーが、津波の危険を避けるため沖合で周回航行を続けています。船内では船長から「この船は大洗港に着岸できないため、警報が解除されるまで走り続けます。燃料と食料は大丈夫です」とのアナウンスがあり、乗客からは安堵と船員への感謝の声が上がっています。また、乗客の不安を和らげるためか、ゲームセンターが無料で開放されているとの報告もありました。
海上での待機は、港湾施設や停泊中の船舶が津波の大きな影響を受ける可能性があるため、安全を確保するための措置とされています。しかし、長時間にわたる洋上での航行は、乗客や乗員に精神的・身体的負担をかけることになります。
この事態を受け、SNS上では「さんふらわあ」がトレンド入りし、「頑張れさんふらわあ!」「どうかご無事で」「船長とクルーの皆さん、頑張ってください」といった応援や激励のメッセージが多数寄せられています。一方で、今回の津波警報により、今晩大洗発、明日昼苫小牧着の便が欠航となるなど、運航への影響も出ています。
関係各所は、引き続き津波警報の状況を注視し、安全な着岸に向けて最大限の努力を続けています。乗客の無事と、早期の警報解除が強く願われています。
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