名馬プログノーシスが引退、種牡馬入りへ GII3勝、G1惜敗も次世代に夢託す
GII競走で3勝を挙げ、国内外のG1戦線でも活躍した競走馬プログノーシス(牡7歳)が、現役を引退し、種牡馬入りすることが発表されました。社台サラブレッドクラブによると、競走能力を測る検査で種子骨靱帯の一部に炎症箇所が確認されたため、引退が決定したとのことです。
プログノーシスは、父ディープインパクト、母ティアラといった血統背景を持つ期待馬としてデビュー。GIIでは2023年・2024年の金鯱賞連覇に加え、2023年の札幌記念も制覇し、中距離路線の実力馬として名を馳せました。しかし、G1のタイトルにはあと一歩届かず、香港カップでの2年連続2着を含め、海外G1で4度、G1全体で4度の2着という惜敗続きで、「不運の天才」と称されることもありました。
引退の報に対し、中内田充正調教師は「本当によく頑張ってくれたと思います」とコメント。SNS上でも多くのファンから「引退は寂しいけど、種牡馬入りできて良かった」「G1勝てなかったのは残念だが、新しい馬生も元気でね」「ディープインパクトの後継として期待したい」といった声が寄せられています。
G1制覇の夢は果たせなかったものの、その類稀な素質と堅実な走り、そして父ディープインパクトの血を受け継ぐ存在として、種牡馬としての活躍が大いに期待されます。プログノーシスの血が、未来のチャンピオンホースを生み出す日を楽しみに待ちたいところです。
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