中国でBL作家一斉摘発、若者の価値観に危機感か — 広がる表現の自由への懸念
中国当局がボーイズラブ(BL)作品の作家らを一斉摘発していることが明らかになり、SNS上で波紋を広げている。複数の報道によると、当局は「若者の価値観」に危機感を抱いており、BL作品が「わいせつ物」とみなされ、全国的な取り締まりの一環として摘発が進められている模様だ。
特に、中国甘粛省では女子大生を含む200人以上のBL作家が呼び出しの対象になったと報じられている。オンライン上での投稿も摘発の対象となっており、当局による表現の自由への厳格な制限が改めて浮き彫りになった形だ。この動きに対し、SNS上では「表現の自由が脅かされている」「BL作家だというだけで逮捕されるのは酷い」といった批判の声が多数上がっている。
中国ではこれまでも検閲が厳しく、BL作品を含む一部のコンテンツはパスワード付きの裏サイトなどで地下流通し、ファン同士がネットワークを介して情報を共有するなどの方法で検閲を逃れてきたとされる。しかし、今回の摘発は大規模かつ全国的なものであり、その取り締まりの厳しさが窺える。
このニュースは日本国内でも大きな関心を集めており、「日本も他人事ではない」「サイバー犯罪条約が通ったら日本でも同じことが起きるのでは」といった懸念の声が上がっている。一方で、「日本に生まれて良かった」と、比較的自由な表現が許される現状を再認識するコメントも見られた。
中国当局が「若者の価値観」に危機感を抱いている背景には、政府が求める社会主義的価値観や家族観と、若者たちの間で広がる多様な文化や思想との間の乖離があると考えられている。今回のBL作家摘発は、中国における文化統制の一環として、今後も表現の自由に対する圧力が強まる可能性を示唆しており、国際社会からもその動向が注視される。
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