第56回星雲賞に『本好きの下剋上』『宝石の国』『侍タイムスリッパー』が輝く!SNSで祝福とSF定義を巡る議論が白熱
第56回星雲賞の受賞作が発表され、SF界隈だけでなく、幅広いファン層から大きな反響を呼んでいます。特に、人気作品の受賞はSNS上で大きな話題となり、SFというジャンルの間口の広がりや定義に関する活発な議論が巻き起こっています。
日本長編部門は『本好きの下剋上』が受賞
日本長編部門には、香月美夜氏の『本好きの下剋上』が選ばれました。作者の香月美夜氏は自身のX(旧Twitter)で「第56回星雲賞 日本長編部門 受賞しました!投票くださった皆様、本当にありがとうございます!ビックリですよね? 私はめちゃくちゃビックリしました。」と喜びと驚きを表明。読者からも「まさかの星雲賞?!」「なろうから星雲賞獲得とは…おめでとうございます!!」といった驚きと祝福の声が多数寄せられました。「たしかにそうなんですよ魔法要素がありつつもなんとかして現代技術を再現していくハードめなSFなんですよ」と、ファンからは作品のSF性に対する深い考察も見受けられます。
コミック部門は『宝石の国』に栄冠
コミック部門には市川春子氏の『宝石の国』が受賞。SNSでは「宝石の国星雲賞授賞まじ!??!?!??!????!!?」「『宝石の国』星雲賞コミック部門受賞おめでとうございます!!!!」と、多くのファンが喜びを爆発させました。同作は「未来を舞台にしたアクションファンタジー」として評価され、こちらもSFの範疇かという議論が一部で交わされています。
メディア部門大賞は映画『侍タイムスリッパー』
メディア部門大賞には、安田淳一監督の映画『侍タイムスリッパー』が選ばれました。本作は日本アカデミー賞作品賞にも輝いており、今回の受賞に「侍タイムスリッパー、星雲賞すごい!」「推し映画が評価されるの嬉しいね」と祝福の声が相次ぎました。一方で、「侍タイムスリッパーが星雲賞受賞って見てあれSFだったんだ、って今さら認識した」「そうか、あれはSFだった…(忘れてた)」といったコメントも多く、「タイムスリップは紛れもなくSF」という再認識を促す結果となりました。
自由部門には月面着陸機SLIMも
さらに、自由部門では宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面着陸機SLIMが受賞。その着陸姿勢から「SLIMたんが星雲賞もらってる!自由部門…確かに月面着陸時の姿勢、だいぶ自由にすっ転がってたもんな(笑)」と、ユーモラスなコメントも投稿され、多岐にわたる分野がSFとして評価される星雲賞の懐の深さを示しました。
今回の第56回星雲賞は、既存のSFファンだけでなく、より広い読者層に支持される作品が多数受賞したことで、SFというジャンルが持つ多様性と可能性を改めて浮き彫りにしました。今後のSF界の動向にも注目が集まります。
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